無痛分娩

科学と宗教の対立

 科学が光ならば宗教は影である。科学、宗教、いずれも物事を説明してきた。科学はリンゴが落ちる理由や人間が病気にかかる理由を。宗教は人間が死んだらどうなるか、どのような人生を送るべきかを。そして時に科学と宗教の説明は相反することがある。例えば、人間はどこから来たか。宗教では神が作ったものだといい、一方、科学は猿から進化してきたものだという。そして科学と宗教の説明が相反した場合、正しいのは科学である。人間は猿から進化したものであり、神が作ったものではない。科学が説明できなかったことに光を当て、説明できるようになった時、宗教という影は消える。

無痛分娩でいいじゃない

 今日、漫画喫茶でコウノドリを読んだ。その中で、無痛分娩を非合理的な理由で批判する女性の話があった。曰く、無痛分娩で産んだ子供は、苦しんで生まれていない分、我慢の出来ない子に育つとのこと。そこに科学的な根拠は一切ない。宗教的なものである。無痛分娩は科学的に確立された出産方法の1つである。妊娠、出産に関してはまだまだわからないことが多く、宗教的なものが入り込みやすい。だが、科学で判明していることについては、それを持って合理的な判断をすべきである。僕は無痛分娩を避ける理由は特にないと思う。